《八女福島文平座》を立ち上げて半年。
 

　　慌ただしく前の場所から移転して、周りを見回すと、落ち

　　着くべき場処に落ち着いたと感慨深い。

​

　　僕がやるべきは、これから始まるのだろう。

​

　　芝居を上演することが目的ではなく、八女に眠る若い才能

　　を発掘し、開花の手助けをし、その結晶を芝居と言う舞台

　　に乗せる。

　　

　　それが、僕の八女での仕事なのだろうと思う。

​

　　未萌（未だ萌えたたぬ）の若い才能よ、願わくば文平座に

　　その才能を結集（けつじゅう）せよ！